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絞り加工とは 〜絞り加工の基礎知識〜

絞り加工事例 7.
アルミニウムによる成形限界のテスト加工

プレスの成形性と成形限界

プレスの成形性は「割れることなく所定の形状に加工できるか」ということです。成形の分類には、深絞り成形、張り出し成形、伸びフランジ成形、曲げ成形があり、その変形の特徴は以下の通りです。

プレス成形の分類と変形の特徴

また各々の成形にはその特徴により、自ずと成形限界が以下の様に定義されます。深絞り成形では絞り力と側壁部の破断耐力との相対関係により、張り出し成形では板厚減少による破断で決ります。
また伸びフランジ成形では、縁の破断により最後に曲げ成形では、板厚方向にひずみ勾配が発生し、単純曲げでは破断が問題になることが少ないが、高張力鋼板では曲げによる割れが問題になるケースも多く見受けられます。

アルミニウムによる成形限界のテスト加工

プレス加工において成形する際、破断を含めた多くの不良現象が発生するのがつきものですが、実際にアルミニウムにおいて、その特性をよく理解し、成形限界を把握するために加藤製作所では、深絞り技術を応用して、テストセンターにて高さの違う異形絞りを並列させて、破断が生じる成形限界の調査・検証を行いました。特に、アルミニウムは金属の中では軽量であるため、多方面で利用され、また軟らかくて、加工し易い性質を持っていることもあって、今後、益々需要が伸びることが予想されます。
こうしたテストを重ねることで、加藤製作所の絞り加工技術のノウハウが更に高まり、お客様からの多種多様なご要望に幅広く応じることが出来ると思っています。加藤製作所のテストセンターは今後共大いにご期待に沿う、高技術の発信基地として、お客様の開発・試験・試作等の様々なご用途に活用頂けるものと思っております。

アルミニウムによる高さ・形状の違う絞り加工の成形限界をテストした例

当社のアルミニウム深絞りプレス加工

板厚減少を抑えて「成形性改善」

特徴

軟質で絞りにくい、アルミ材でも割れ・切れを起こさずに均等に、傷の少ない深絞りができます。通常プレスで絞り加工をする際、コーナー(隅・角)部分は、板厚が25~30%は薄くなります。当社の絞り加工技術では板厚減少率を2~5%に抑えることができ、均等な板厚の絞り加工品を提供できます。また、成形時の摩擦も低いので、表面傷もほとんど無い、なめらかな外観品質を提供します。

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複雑な形状の深絞り加工

加工の難しい材質の深絞り

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