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絞り加工とは 〜絞り加工の基礎知識〜

絞り加工事例 5.
ステンレスの異形深絞り加工

ステンレスの絞りの特長

ステンレス(難削材)は鉄をベースにクロム・ニッケルなどを混ぜた合金で、表面に強い酸化皮膜ができることで腐食に強い金属となります(耐食性)。またステンレスは鉄に比べ硬く粘りがあるため、切断や削り曲げなどの加工に、より硬度の高い刃物や機械のパワーが必要となると共に加工の難しさ(割れしわなど)がコスト高の要因ともなっています。

ステンレス絞り加工の傾向と対策

通常の「慣用絞り加工」でステンレス(難削材)を絞る場合、工程数が多くなるため加工硬化により硬くなり、また磁化が進むために金属微粉を吸着しやすくなるので、多くの場合焼き付きが発生します。

そのため異形絞りの場合はやむを得ず、製品を分割するなどの対策が取られ結果的に大幅なコストアップになってしまいます。加藤製作所の30年に亘る対向液圧成形法によれば、工程短縮が図れるため、焼き付き対策と共に難成形・高精度成形はもちろん、ステンレスなどの難削材にも充分対応することが可能となります。

異形深絞り加工例(一体成形)

加藤製作所ではステンレス(難削材)の板厚0.8㎜の建築用排気パイプダクトの製品において、従来のパイプの丸形状と排気口の角形状をそれぞれつなぎあわせて、パイプガイドとして加工してましたが、異形深絞り加工技術によって一体成形を実現させました。一工程で丸形絞りと角形絞りを同時で成形させるため、材料の張り出しやしわ、割れが発生しやすく難度の高い技術が要求されます。

異形深絞り加工と絞り割れの事例

当社の異形深絞り加工事例のご紹介

ステンレスの深絞り加工

特徴

硬質で、しかもシワが出やすいステンレスの深絞り加工も得意。板厚2.8mmの厚物も、絞りと機械加工をミックスさせることでコストダウンを図りました。機械加工も社内で内製化を行っています。

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張り出し絞り加工

特徴

材料の伸びをここまで最大限に利用した、張り出し絞り加工。表面のシワ、ひずみも無く、均一に加工でき、品質も向上させます。

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円筒深絞り加工+くぼみ加工

特徴

円筒深絞り加工に、くぼみ加工を行った事例です。逆絞り加工を組み込むなど、技術の組み合わせによる加工が可能です。

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丸絞り加工の応用品

特徴

丸絞りの応用品。コーナーのR形状も各種様々、お求めに応じて絞り加工を行います。

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複雑な形状の深絞り加工

加工の難しい材質の深絞り

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